プラグインを設定して保存する

プラグインを作成する前に、環境を設定します。

Maya には、Maya Python API 1.0Maya Python API 2.0 という 2 つの異なる Python API が含まれています。Maya Python API 1.0 は、Maya C++ API から生成されます。API 1.0 は Maya Python API 2.0 よりも包括的ですが、API 2.0 ほど Python に近くありません。Maya Python API 2.0 は、Maya Python API 1.0 よりも Python に近くなっています。構造は Python プログラマにとってなじみのあるものになるため、さらに直感的に使用できます。

シンプルな Hello World プラグインには、次の 2 つのバージョンがあります。

エディタを開き、ソース コードを切り取って新しいファイルに貼り付けます。Maya の Python 命名規則に従って、Python API 1.0 ファイルには「py1」というプリフィックス、Python API 2.0 ファイルには「py2」というプリフィックスを付ける必要があります。たとえば、API 1.0 バージョンには「py1HelloWorld.py」という名前を付け、API 2.0 バージョンには「py2HelloWorld.py」という名前を付けることができます。

ファイルを MAYA_PLUGIN_PATH に保存します。「ビルド環境を設定する」の指示に従って環境が設定されている場合は、このフォルダに配置されたプラグインが Maya によって自動的に選択されます。

プラグイン マネージャを開きます。ウィンドウ > 設定/プリファレンス > プラグイン マネージャ(Window > Settings/Preferences > Plug-in Manager)を選択します。プラグインはプラグイン マネージャ(Plug-in Manager)からロードできます。

maya.cmds.loadPlugin() を使用して、スクリプト エディタ(Script Editor)からプラグインをロードすることもできます。例:

import maya.cmds
maya.cmds.loadPlugin("py2HelloWorld.py")

プラグインがロードされると、プラグインによって定義されたコマンドが maya.cmds モジュールに追加されます。これで、スクリプト エディタ(Script Editor)からコマンドを呼び出せるようになりました。

import maya.cmds as cmds
cmds.py2HelloWorld()

コマンドがエコーされ、その下に「Hello World!」が出力されます。

import maya.cmds as cmds
cmds.py2HelloWorld()
Hello World!