コマンド プラグインで共有される特定の基本要素があります。
すべてのコマンド プラグインは、次のクラスを使用する必要があります。
クラス | 用途 |
---|---|
MFnPlugin | Maya プラグイン関数セット。これはプラグインの作成時に常に必要です。 |
MPxCommand | ベース コマンド プラグインのプロキシ クラスです。すべてのコマンド プラグインがこのクラスを拡張する必要があります。 |
MSyntax | コマンドに渡されるフラグと引数の指定に使用します。 |
MArgDatabase | コマンドに渡すフラグ、引数、オブジェクトの MArgList を解析するために使用します。 |
すべてのコマンド プラグインは、creator()、doIt()、initializePlugin()、uninitializePlugin() を実装する必要があります。これらのすべての関数とメソッドは、Maya によって異なる時間に呼び出されます。
関数またはメソッド | 説明 |
---|---|
creator() | コマンドをインスタンス化します。creator() はコードに実装する必要があるグローバル関数です。 |
doIt() | コマンドのアクションを実行します。コマンドを初めて実行するときに、一度だけ呼び出されます。doItI() は MPxCommand のメンバーであり、コード内でオーバーライドする必要があります。詳細については、「doIt() メソッドと redoIt() メソッド」を参照してください。 |
redoIt() | コマンドのアクションを実行します。コマンドを初めて実行する場合を除き、コマンドを実行するたびに呼び出されます。redoItI() は MPxCommand のメンバーであり、コード内でオーバーライドする必要があります。詳細については、「doIt() メソッドと redoIt() メソッド」を参照してください。 |
undoIt() | コマンド操作を元に戻します。undoItI() は MPxCommand のメンバーであり、コード内でオーバーライドする必要があります。詳細については、「取り消し可能なコマンド」を参照してください。 |
isUndoable() | コマンドを元に戻すことができるかどうかを示し、そのアクションを Maya の元に戻す待ち行列に追加する必要があることを示します。isUndoable() は MPxCommand のメンバーです。既定では false が返されます。コマンドを元に戻すことができる場合に true を返すには、コード内でオーバーライドする必要があります。詳細については、「取り消し可能なコマンド」を参照してください。 |
addMenuItem() | Maya メニュー項目にコマンドをアタッチします。addMenuItem() は MFnPlugin のメンバーであり、initializePlugin() で呼び出されます。 |
removeMenuItem() | Maya メニューからコマンドのメニュー項目を除去します。removeMenuItem() は MFnPlugin のメンバーであり、uninitializePlugin() で呼び出されます。 |
initializePlugin() | プラグインが Maya にロードされるときに呼び出されます。プラグインを登録します。initializePlugin() は、コードに実装する必要があるグローバル関数です。詳細については、「プラグイン エントリ ポイント」を参照してください。 |
uninitializePlugin() | プラグインが Maya からアンロードされるときに呼び出されます。プラグインを登録解除します。uninitializePlugin() はコードに実装する必要があるグローバル関数です。詳細については、「プラグイン エントリ ポイント」を参照してください。 |